ぐあいがわるいことをけんめいにかくします


「(心臓が痛い)……」

「スクアーロ、そのプリンちょうだい?」
「ん?ほらよ」
「ありがとう! あれ?珍しくスクアーロが優しい!」
「珍しいってなんだぁ!」

「(胸も苦しい)……」

「あー、またボスが」
「静かにしなさいベルちゃん。ボスもあれで必死なのよ」
「周りにはバレバレなのにね」

「だっていつもはうるさいしあんまり優しくないし」
「うるさくなんかねぇだろぉ!何処がうるさいってんだぁ!?」
「そーゆートコとか。あ、プリン美味しいー」

「(何故だ?)……」

「うしし、気づいてないのは2人だけじゃん?」
「ボス、きっと病気か何かだと思ってるよアレ」
「まぁある意味病気でしょうねぇ、恋という名の。あ、スクちゃんが」

「(…カスがウゼぇ)……」

ガシャン!!

「っ、う゛お゛ぉい!!何しやがる!」
「黙れカス」
「……ザンザスどうしたの?」
「……あ?」
「だってなんだか具合が悪いみたいだし…」
「……いや、…どうもしない(話が出来た…)(! 痛みが…治った)」
「う゛ぉい!どうもしねぇのにコーヒー投げんじゃ「黙れカス」
「えっと、体調には気をつけてね?」
「…………やる」
「!え、うそ!?ありがと!!」

「お?進展?自分のプリン渡してるよ」
「うーん。ボスにしてはよく頑張りましたってところねー…」
「ふぅ、ようやくプリン1つか」
「……マーモン、賭ける?半年以内にボスが告白出来るかどうか」
「いいよ。出来るにSランク任務報酬1回分」
「オレは出来ないに1回分」
「じゃあアタシは告白されるに1回分ね」
「「それはない」」



←戻る top 進む→